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2014.1.29

リオのトモダチ


2014年が始まった。

今年はワールドカップイヤー。四年に一度のお祭り。


2010年南アフリカW杯が終わってからずっとこの年を心待ちにしていた。またあの熱狂が始まる。

国同士の意地と意地、プライドをかけたガチンコの試合が行われる。楽しみでしかたがない。


聖地ブラジル。


いくらFIFAランキングで順位を下げたからって、ブラジルは間違いなく”王者”。

その国で行われるワールドカップ。白熱しない訳が無い。

そのブラジルへ一足先に行く機会を得た。心が躍った。



『ブラジルのストリートチルドレンにサッカー場を!』



2013年の年末から今年の年始にかけて、僕はブラジルのリオデジャネイロへと渡った。

目的はストリートチルドレンにサッカー場をプレゼントする為。

リオのスラム街にあるサンマルチーニョ慈善協会を訪れる旅。

国際交流NGOピースボートとの共同プロジェクトして行われた事業(通称ピースボール)で、

サンマルチーニョ施設内に小さなサッカー場を建設する、というもの。

建設予定地



日本国内で集めた建設資金を持ってその地を訪れた。

ワールドカップ開催で盛り上がるサッカー大国ブラジルですが、メディアでは中々取り上げられない

数々の社会問題が山積みされているのも事実。



サッカーを楽しむ環境にない子供達が沢山いるという現状も一方であるのです。

このキャンペーンの呼びかけ人の一人として、またMIFAを代表して現地へ赴きました。

ブラジルの影と光を知ってもらうこと、それが社会貢献活動の第一歩だと考えました。

キャンペーン内容や現地での状況を僕の口で報告すること。

建設完成まで責任をもって現地を応援することを大きな目標としています。



現地へ行き、ブラジルの現状をこの目で見ながら、今何が必要なのか、しっかりと体験してこよう。

そして音楽を奏で、子供達と一つになって、汗をかいてこよう。

音楽に興味



そんな目的で向ったブラジル。

サンマルチーニョ慈善協会で待っていてくれたのは、僕が勝手にイメージしていたそれよりも遥かに明るい、

人懐っこい笑顔の持ち主達。



その数約100名の小学校低学年から16才迄の育ち盛りの男の子と女の子。

でも一見して悲しい雰囲気は漂っていません。そこは南国リオっていうことでしょうか。

僕らが到着するとはちきれんばかりの笑顔で向かえてくれました。一生懸命覚えてくれたのであろう日本語、


『コンニチワ』


大きな声で僕らを迎えてくれました。

 

どんな生活をそこでしているのか。担当する職員から訪れた我々一行に施設の説明がありました。

そこが始まったいきさつ。保護する時の方法。判断の基準。施設で行われているアクティビティの紹介。

そしてお互いの自己紹介。将来の夢を聞くと、


『サッカー選手になってブラジル代表に入る』


そう目を輝かして答えてくれた少年も。

一通り教室での顔合わせが終わった後は中庭に移り、昼食。

ブラジルの典型的なランチ、鶏肉とお豆とお米のプレートを頂きながら談笑。

カタコトのポルトガル語とカタコトの日本語。でも僕らはすぐに友達になれました。

なぜなら食後には大好きサッカータイムの始まりです。


凄いな、と思ったこと。


子供達全員素足。迷うこと無く素足。

サッカー用のシューズを買うお金がない、ということもあるのかもしれませんが、

よく見ると参加している大人も素足が多い。それでも痛がる雰囲気も無く、


『サッカーって素足でやるものでしょ?!』


という感じで、当たり前に蹴っています。良いシューズが欲しい!

なんて親に泣きついていた子供の頃を思い出しちょっと反省。

そのお陰でしょうか。子供達のボールタッチがとにかく柔らかい。

足裏を見事に使い、器用にドリブル。トラップも正確。


子供の頃からそのあたりの感覚をまさに”感覚”で習得しているんだなあ。

ブラジルの強さを垣間みた気がしました。

素足の子供達


一日中僕らはボールを蹴ってました。

僕とともにそこへ行った日本チームはサッカーを日常的にしている連中も多く、

小学生&中学生で構成されたブラジルチームに圧勝。点数を入れられる度に笑顔が消え、

試合終了が近づいてくると死ぬ物狂いで(助っ人で入っているブラジル人の大人も

もはや大人げないの粋を軽く超え本気でゴールを狙いにくる始末)、日本チームに襲いかかってきました。


ずる賢いプレーをマリーシアと言いますが、そのマリーシアも存分に繰り出して来て

(審判に見えないようなところで手を使ったり、シャツを引っ張ったりするアレ)、やはりブラジル。

子供の頃から勝利にはどん欲なのね、なんて事も肌で感じることが出来ました。

もちろん終了の笛が鳴った後は仲良く談笑。


僕も持って行ったギターで歌を歌い、最後は日本人&ブラジル人、みんな笑顔で肩を組んで、その会は終了。

日本から持って行った建設費を渡し、サッカーボールやシューズ、そして日本の文房具

(ノートやペン。そして折り紙等)もプレゼント。


『また必ず会おう!』


僕らは別れのハグをして再会を誓いました。

ミニライブ


サッカー大国ブラジル。ワールドカップ、そしてオリンピック開催で盛り上がるその国には、

しかしながらストリートチルドレンや治安の不安等、たしかに暗い部分が沢山あります。

僕らが出来ることはそんなに多くはありません。

でもこうやって友達をつくることで見えてくることが確実にある。彼らから教わることが確実にある。


『サッカー選手になりたい』


そう言った少年がいつの日かプロ選手になって、

セレソン(ブラジル代表)に招集されたら感動して泣くだろうなあ、オレ!

また必ずブラジルへ行きます。


そして建設途中のサッカーコートの完成を見届けてきます。

新しく出来るそのコートでまたサッカーやってこよう。

今度は僕も素足で蹴ってこよう。

交流は始まったばかり。


地球の裏と表の友情を温めて、そしてまたサッカーで、そして音楽で会話してこようと思います。


その時まで、チャオ!

施設の子供達


ガクエムシー


国際交流NGOピースボート サッカープロジェクト ピースボール(http://www.peaceboat.org/projects/p_ball/

 GAKU-MC ウエブサイト (http://www.gaku-mc.net)

 撮影 PEACE BOAT PHOTO